きいぐみは、小学校入学目前の年長児のクラスです。いつも元気がよく、何をするのも一生懸命。いざという時は一致団結して全力で取り組みます。そんなきいぐみの作品の目玉はやはり運動会で書道パフォーマンスもしたお習字。他にも絵画や製作もありますので、年長児ならではの作品やエピソードを見て頂けたらと思います。
だるま(張り子)
「風船がだるまさんになるの?」
やってみたーい!
張り子のだるま作りの始まりです。
まず、膨らました風船に新聞を貼って行きます。何枚も何枚もちぎって貼りますが、次の日の朝見てみると風船が萎んで新聞が剝がれている子も...失敗...
「もう1回やってみたい!」
諦めずにまた1から風船に新聞を貼ります。2日間集中して頑張って貼りました。
その次は半紙を貼ります。半紙も何枚も何枚も重ねて貼ります。新聞より厚く貼らなければいけません。
「いつになったらだるまさんになるの?」「疲れた~」の声が上がりましたが、「もっとやりたい!!」という
お友達の声に、いつの間にか終了時間を設けなければならない程全員集中して張り子の作業をやっていました。
「できたー」
張り子の土台完成です。
そして赤色の絵の具を塗ってもう一度乾かします。
「だるまさんはひげがある?」「眉毛はどんなの?」皆で色んなだるまの絵を見て、目や眉毛、髭を自分で作って貼って
だるまの完成~!やったー!
完成するまでに時間もかかりましたが、皆お顔がそれぞれ違う一人一人のその子らしさが出ているかわいいだるまさんが出来ました。
「絵画」
4月から行事の後に、思い出話をしながら絵を描いてきました。年長組になると、子どもの絵にどんどん個性が出てくるようになります。指先が発達し、感性が育まれてきた事で、自分の描きたいように絵を描けるようになってきます。
写真は、動物園に行った時です。絵を描きながら、「雨冷たかったけど楽しかったよね」「皆でカッパ着たね」「うさぎさん噛まんし可愛かったね」「皆でお弁当食べたのが一番楽しかったな」などと思い出話に花が咲いていました。
「名前と名前の由来」
年長組になって毎週木曜日にある習字の時間。4月は慣れない手つきで文鎮や硯を出していましたが、今ではしっかりと覚え筆で書けるようになった事をとても喜んでいます。そんな子ども達にご両親から生まれてきて1番初めのプレゼント「名前」その名前を、運動会の書道パフォーマンスで使った中筆で思いっきり書きました。そして名前の由来も。読んでいたらこんな思いで名前を付けられたんだなと、保護者の方々の思いに涙が出てきました。子ども達も嬉しそうに書いていましたよ。習字をする時の真剣な眼差し。4月からやってきた事で、自信を持って出来ました。